ダイヤモンドの基本知識

ダイヤモンドの種類

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○CARAT (カラット)     重量(1ct=0.2g)

○CUT (カット)        プロポーション(バランス)

○CLARITY (クラリティー) 内包物(インクルージョン)

○COLOUR (カラー)    色(Dカラー ~ Zカラー)

CUT(カット)

カットの総合評価図

カットの優劣はダイヤモンドの輝きに大きく影響します。
宝石は、カットによって透過した光が反射しあい、輝きを得るのです。
カラーやクラリティのグレードがどんなに高くても、カットが悪いと美しく光りません。
ダイヤモンドのプロポーションとフィニッシュ(研磨の仕上げ)を基に総合的に評価します。
・EXCELENT(エクセレント)
・VERY GOOD(ベリーグッド)
・GOOD(グッド)
・FAIR(フェアー)
・POOR(プアー)
の5段階に等級付けします。

カラット重量図

クラリティ(透明度)

クラリティは、ダイヤのキズや内包物(インクルージョン)の程度を表します。 10倍の宝石用のルーペで見て鑑別され、11段階に分かれています。内包物の大きさ、質、数、位置等を参考にクラリティグレードは決定されます。SI以上のものなら、肉眼ではほとんど見えません。
磨かれたダイヤモンドを専門家が10倍に拡大し検査してインクルージョン(包有物)の有無、位置、大きさ、性質、数、色を総合的に判断してクラリティの評価は、フローレス(FL)を最高に肉眼でインクルージョンが見えるI‐3まで11段階に分類されています。

GIA 基準 FL IF VVS VS SI I
備考 10倍の拡大で無キズ、10倍の拡大で微小な表面の欠点(IF) 1 2 1 2 1 2 1 2 3
10倍の拡大で発見困難な微小の欠点 10倍の拡大で発見が多少困難な欠点 10倍の拡大で発見が容易、肉眼では困難 肉眼で容易に発見できる

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完全に無色透明なものをDカラーとして、黄色味がかかってくるほどランクが落ちます。 ダイヤモンドは黄色みを帯びた石の方が多く採れるので、無色に近いときほど希少価値が高くなります。
※色のきれいなピンク、ブルー、グリーン、イエロー、ブラウンなどはファンシーカラーと呼ばれ、また別の評価を受けています。特にピンク、ブルーは無色透明のダイヤよりも希少価値が高く、高価です。

黄色の色調の微妙な違いの評価がダイヤモンドのカラーの評価です。一般には純粋無色なものをDカラーし、以下E、F、G、H・・・・・・・・・・・・・Zまで分類評価します。尚、Zカラー以下のダイヤモンドやピンク、ブルー、パープル、グリーン、オレンジ等のファンシーカラーと呼ばれる様々な色調を帯びたダイヤモンドは、別の分類評価をします。

GIA基準 D E F G H I J K L M N・・・・・Z
備考 無色 ほとんど無色 僅かな黄色 薄い黄色・・・・・黄色